梅雨の時期が近づいてきたなーという鬱陶しい気分の時に可愛い花を咲かせる紫陽花(アジサイ)。
そのギャップに毎年癒やされる存在だなと思ったりするのですが、自分で育てるのもむちゃくちゃ難しいということもなく育てられるのでこの時期人気の花です。そんなアジサイの育て方について今回は紹介します。
アジサイの育て方のポイント 剪定の時期や方法
アジサイを育てるのは冒頭で述べたとおり、そこまで難しいものではありませんが、アジサイを上手に育てるには、土の管理と水やりがポイントです。鉢植えで育てる場合は、通気性の良い素焼の鉢がよく、適度に日の当たる半日陰や、西日の当たらない場所に置くと丈夫に育ちます。
アジサイを育てる上で気をつけることは乾燥させないことです。水が好きな植物ですので、鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら鉢底から流れ出るくらいたっぷり水やりをするようにします。特に夏の場合は、朝と夜の2回、土を観察して土の表面がしっかり乾いていないかをチェックしてください。
カシワアジサイなど過湿を嫌う品種の場合のみ土の表面がしっかり乾いてから水をやるようにしてください。そうしないと根腐れをしてしまう可能性があります。
元気に育てるだけ、来年も綺麗に咲かせるのに剪定作業は必要ありませんが、そのままだとどんどん大きく育ってしまうので、小さく維持するために株の大きさを一定に維持するための剪定が必要になります。
まず剪定をする時期についてですが、花が咲き終わった直後の6〜9月頃に剪定するようにします。剪定はあくまで大きさを大きくしないなど見栄えをよくするためにするものなので、綺麗な花を楽しみたいだけなら剪定する必要はありません。
剪定する場合は花の2~4枚したの茎の部分でカットすると来年も楽しむことが出来ます。今までまるで手入れをしておらず、高さを調節したい場合は、3分の1ほどバッサリカットしてしまい、来年は咲きませんが、綺麗な状態に持って行くことが出来ます。
挿し木の時期や方法は
アジサイの挿し木時期は、5月~7月頃が適切であるとされています。この時期に挿し木をすれば、上手に増やすことが出来ます。特に、湿度を保つことができ、日照時間も長い梅雨の時期が一番適しているとされており、母の日にもらったアジサイは元気なうちに挿し木すると数年綺麗に咲かせることも出来ます。
挿し木には、通気性の良い平たい駄温鉢が適しており、花芽のついていない枝を15cmほど切り取ります。挿し穂から2節目の葉を取り、1節目の葉は半分くらいにカットして葉から余分な水分が蒸発するのを防ぐようにします。
茎は斜めにカットし、給水が良くなるようにして発根しやすくした後、挿し穂を水にさし、1時間ほど水上げしてから鉢の用土に指や割り箸で穴を掘って根元をしっかりと押さえます。根が生えるまでは土が乾かないように注意しながら水やりをし、半日陰で約1ヶ月ほど管理します。しっかり発根したら、一回り大きな鉢へ植え替えて完成です。
アジサイのドライフラワーは簡単に出来るのか
残念ながら梅雨の時期に咲く紫陽花はきれいなドライフラワーになりにくいです。旬の時期のあじさいの綺麗な時期は上手く乾燥させにくいためです。秋色あじさいと呼ばれる初夏に咲いたあじさいの花が、気温の変化などによって、時間をかけて色あいが落ち着いた頃の花がドライフラワーにするにはむいています。
あじさいの花びらと思っている部分はガクにあたるので、咲き始めの柔らかいガクが、時間が経つと厚みがでてきます。ガクに厚みが出てきた時点で、ドライフラワーにすると、綺麗なドライフラワーが作れます。
レンジで作るドライフラワーの簡単な作り方
ネットで調べれば色々とドライフラワーの作り方が出てきますが、ズボラな私は何日もかけて作りません。
電子レンジを使って当日中(場合によって次の日)に作ってしまいます。
作る方法は簡単で、
- 500wで20秒~25秒ほどレンジで温める。
- アジサイの置く向きをかえて、6回~10回ほどこれを繰り返す
簡単ですよね。
ただし、レンジの性能によって微妙な差が綺麗に仕上がるかどうか決まるのでやって何回かやってみないと感覚はつかめません。失敗しないコツとしては、一気に温めずにちょっとずつ温めて、その度に耐熱皿に置くアジサイの面をかえていくことです。
茎に多少水分が残っていたとしても、ガクの部分が乾燥しているようなら、それ以上レンジで温めるのはやめます。そうしないと失敗するので、注意してください。その場合は1日あじさいの茎から逆さ吊りにしておくと、次の日にはドライフラワーが出来上がります。
コメント