大阪府豊中市の島熊山に鎮座する豊中不動尊。
地域では「豊中のお不動さん」と呼ばれ、七五三や厄除け、供養、人形供養などで多くの方が訪れるお寺です。
豊中不動尊は万葉集にも詠まれた島熊山の高台にあり、境内には本堂だけでなく、水かけ不動や島熊明神社などの見どころがあります。
また、不動明王の御朱印や少し変わった「厄落とし絵馬」、花まつりやどんど焼きなどの行事も行われています。
この記事では、実際に豊中不動尊を訪れたときの写真を交えながら、「駐車場はある?」「千里中央駅からどうやって行く?」「御朱印はもらえる?」「境内には何がある?」といった疑問が分かるように、豊中不動尊について詳しく紹介します。
豊中不動尊とは?歴史や由来
豊中不動尊は、大阪府豊中市緑丘にある真言宗のお寺です。
正式には「紫苑山 豊中不動寺」といい、「豊中のお不動さん」の愛称で地域の方々に親しまれています。
現在の豊中不動尊が開創されたのは1962年(昭和37年)。
豊中駅前の市街地整備によって移転することになった不動尊「守護尊教会」を、島熊山周辺の住宅地開発に伴って現在の場所に移し、地域の安寧と発展を願って建立されたのが始まりです。
豊中のお不動さんとして親しまれるお寺
豊中不動尊がある島熊山は、万葉集にも詠まれた場所です。
境内には島熊山を詠んだ万葉歌碑も建てられており、お寺だけでなく、この地域の歴史を感じられる場所でもあります。
豊中不動尊では、ご祈祷や七五三、供養、人形供養なども行われており、観光寺院というよりも地域の暮らしに身近なお寺という印象があります。
本尊の不動明王と胎内仏
本堂には、ご本尊である不動明王が祀られています。
木彫りの不動明王像の胎内には小さな金銅の不動尊像が納められており、豊中不動尊の歴史を知るうえでも重要な仏様です。
本堂ではご祈祷のほか、毎月28日に縁日護摩も行われています。
豊中不動尊のアクセス
豊中不動尊の住所はこちらです。
〒560-0002
大阪府豊中市緑丘2丁目14番8号
千里中央駅から歩くこともできますが、豊中不動尊は島熊山の高台にあるため、個人的には車か阪急バスを利用する方法がおすすめです。
車でのアクセス
車で行く場合は、中央環状線の島熊山周辺から緑丘方面へ向かいます。
住宅街の中にあるお寺なので、近くまで来ると大きな観光寺院のような雰囲気ではありません。
初めて訪れる場合は、カーナビやGoogleマップを利用して向かうと分かりやすいでしょう。
駐車場は無料?何台停められる?

豊中不動尊には無料で利用できる駐車スペースがあります。
山門の周辺とその横に駐車できますが、大規模な駐車場ではなく、私が訪れたときに確認した範囲では15台程度が目安です。

通常の参拝であれば便利ですが、七五三や花まつり、初詣など参拝者が増える日は満車になる可能性があります。
行事の日は無理に車で向かわず、阪急バスなどの公共交通機関を利用する方が安心です。
千里中央駅からバスで行く方法

公共交通機関を利用する場合は、阪急バスが便利です。
豊中不動尊の山門のすぐ前に「豊中不動尊前」というバス停があります。
千里中央から豊中方面へ向かう45系統(東豊中経由)や49系統(上野坂一丁目経由)などを利用できます。
千里中央駅から「豊中不動尊前」までは、おおよそ7分程度です。
豊中駅からバスで行く方法
阪急豊中駅からも千里中央方面へ向かう阪急バスを利用できます。
「豊中不動尊前」で降りれば、目の前が豊中不動尊です。
豊中駅からはおおよそ20分程度が目安です。
バスの系統や時刻は変更される場合があるため、参拝当日は阪急バスの最新時刻表を確認してください。
千里中央駅から徒歩で行く場合の注意点
千里中央駅から豊中不動尊までは徒歩でも行くことができ、目安は20分程度です。
ただし、豊中不動尊は島熊山の高台にあります。
実際に徒歩で参拝した人の記録でも坂道について触れられているため、「駅から20分なら歩こう」と気軽に考えるより、歩きやすい靴で向かった方がよいでしょう。
小さな子ども連れや暑い時期、荷物が多い場合は、バスの利用がおすすめです。
豊中不動尊の境内と見どころ
豊中不動尊には、本堂以外にもいくつか見ておきたい場所があります。
参拝だけで帰るのではなく、時間に余裕があれば境内をゆっくり見て回ってみてください。
本堂
境内の中心となるのが、ご本尊の不動明王をお祀りしている本堂です。
ご祈祷や毎月28日の縁日護摩もこちらで行われています。
まずは本堂でお参りしてから、境内を回るとよいでしょう。
水かけ不動
境内には「水掛不動」と呼ばれるお不動様も祀られています。
こちらは豊中不動尊が現在の場所へ移る以前から、この地を守ってきたお不動様です。
柄杓でお不動様に水をかけることで、自分自身の心を清めるという意味があります。
豊中不動尊の見どころの一つなので、境内を回る際には立ち寄ってみてください。
島熊明神社(城白山大神・白龍大明神)
境内にはお寺でありながら「島熊明神社」もあります。
これは神仏習合の慣習によるもので、水の神様や知恵の神様が祀られています。
祀られている城白山大神は「白龍大明神」とも呼ばれています。
知恵や学問に関係する神様とされているので、受験や勉強に関する願いがある方もお参りしてみるとよいでしょう。
三宝殿や地蔵尊など境内の仏様
境内には三宝殿もあります。
三宝殿には聖観音様が祀られており、普段は回向や回忌供養などが行われています。
そのほかにも地蔵尊などがあり、小規模なお寺ながら境内には複数のお参りスポットがあります。
干支の大絵馬
本堂の横には、その年の干支を描いた大きな絵馬が設置されることがあります。
一般的な小さな絵馬とは違って存在感があり、参拝時に見ておきたいポイントです。
豊中不動尊の御朱印

御朱印を集めている方なら、豊中不動尊でどんな御朱印がいただけるのかも気になるところですよね。
不動明王の御朱印
豊中不動尊では、不動明王の御朱印をいただくことができます。
力強い文字で書かれた御朱印で、豊中不動尊を参拝した記念にもなります。
豊中不動尊の御朱印かっこよすぎる pic.twitter.com/32aPUCRRF0
— そーたろ (@sotarotter) March 19, 2016
私が確認した御朱印は手書きの立派なものでした。
御朱印はどこでもらえる?
境内の寺務所では、ご祈祷や回向の受付のほか、お守りや縁起物などの授与も行われています。
御朱印を希望する場合も、まず寺務所で確認してみましょう。
法要や行事などによって対応が異なる可能性があるため、御朱印だけを目的に遠方から訪れる場合は、事前に確認しておくと安心です。
なお、開門時間と寺務所の受付時間は同じとは限らないため注意してください。
豊中不動尊の厄払い絵馬

豊中不動尊で印象的だったものの一つが「厄落とし絵馬」です。
普通の絵馬とは少し違った方法で厄を落とします。
厄落とし絵馬のやり方

まず寺務所で厄落とし絵馬を購入します。
私が訪れた際の志納金は500円でした。
絵馬堂で自分の氏名と数え年を記入します。

その後、「厄」の文字に向かって3回息を吹き込み、絵馬中央にある「厄」の文字部分をくり抜いて、専用の箱へ落とします。
落とした「厄」の文字は後日、護摩でお焚き上げしてもらえます。
残った絵馬は絵馬堂に括り付けて奉納します。
実際に「厄」という文字を落とすので、「厄を落とした」という感覚が分かりやすいのが面白いところです。
豊中不動尊の年間行事・イベント
豊中不動尊では、一年を通してさまざまな行事が行われています。
ここでは代表的なものを紹介します。
どんど焼き

毎年1月15日には、日本の伝統行事である「とんど焚き(どんど焼き)」の時期を迎えます。
お正月に使ったしめ縄や門松、お札などを納める行事です。
豊中不動尊は住宅街にあるため、安全面に配慮して境内で大規模な屋外の火焚きをする形ではなく、しめ縄などを納めるスペースが設けられています。
過去には1月15日の9時~16時に受け付けられていました。
年によって方法や受付時間が変更される可能性があるので、持ち込む前に公式サイトで最新情報を確認してください。
花まつり

4月8日は、お釈迦さまの誕生日を祝う「花まつり」です。
豊中不動尊でも花まつりが開催され、甘茶や子ども向けの体験など、通常の参拝とは違ったにぎやかな雰囲気になります。
開催年によって内容は異なりますが、写経体験や一筆書き、手作りキャンドル体験などが行われることもあります。
子どもでも参加しやすい企画があるので、家族で訪れるイベントとしても楽しめます。
七五三

豊中不動尊では七五三のご祈祷も受け付けています。
七五三は9月から12月ごろに参拝する家庭が多いですが、豊中不動尊では七五三を含む各種ご祈祷について相談できます。
兄弟で一緒に七五三をしたい場合や、お宮参りとあわせて相談したい場合にも利用できます。
希望日が決まっている場合は、最新の受付方法や祈祷時間を事前に確認しておきましょう。
初詣の混雑状況
豊中不動尊は地域のお寺ということもあり、初詣にも多くの方が訪れます。
参拝者の記録を見ると、元日でも時間帯によって混み方には差があります。
午前中は比較的参拝しやすくても、その後参拝者が増えることがあるため、「できるだけ混雑を避けたい」という方は早い時間帯を検討するとよいでしょう。
ただし、初詣の混雑状況は天候や曜日によって大きく変わります。
特に正月期間は通常時とは交通・駐車場事情が異なる可能性があるため、車で訪れる場合は事前確認がおすすめです。
豊中不動尊の口コミ・レビュー
豊中不動尊について検索すると「豊中不動尊 レビュー」というキーワードで調べている方も多いようです。
実際に行ってみると、巨大な観光寺院というより、地域に溶け込んだ落ち着いたお寺という印象です。
実際に訪れて感じた雰囲気
山門を入ると本堂だけでなく、水かけ不動や島熊明神社などがあり、思っていた以上に境内を見る楽しみがあります。
一方で、周辺は住宅街です。
千里中央駅から徒歩でも行けますが坂道があるので、「観光ついでに少し歩く」というより、バスを利用した方が楽だと思います。
車の場合は境内近くまで行けるので便利ですが、イベント開催時には駐車場の混雑に注意した方がよいでしょう。
Googleの口コミ・レビュー
Googleにも豊中不動尊を訪れた方の口コミが投稿されています。
訪れる時期や目的によって印象も変わるので、初詣や七五三など混雑しやすい日に行く予定の場合は、最近の口コミも確認しておくと参考になります。
引用元:Googleの豊中不動尊の口コミ
豊中不動尊周辺のグルメ・コンビニ

参拝の前後に食事や買い物をしたい場合は、豊中不動尊から坂を700mほど下ったところにあるイオンタウン豊中緑丘が便利です。
スーパーだけでなく飲食店も入っています。
ホリーズカフェ イオン豊中店

カフェで少し休憩したい場合に利用しやすいお店です。
それほど大きなお店ではありませんが、ドリンクや軽食などのカフェメニューがあります。
営業時間は変更されることがあるので、利用前に最新情報を確認してください。
錦わらい イオンタウン豊中緑丘店

京都錦生まれのお好み焼き店です。
特製のふわふわした食感が特徴の「わらい焼」などがあり、参拝後にしっかり食事をしたい場合に利用しやすいお店です。
サイゼリヤ イオンタウン豊中緑丘店

手軽に食事を済ませたい場合には、サイゼリヤもあります。
家族連れでも利用しやすいので、七五三など子どもと一緒に参拝したあとの食事にも便利です。
セブン-イレブン 豊中緑丘2丁目店

豊中不動尊から比較的近いコンビニは、中央環状線の島熊山北交差点付近にあるセブン-イレブンです。
豊中不動尊から向かうと下り坂ですが、帰りは上り坂になります。
徒歩で買い物に行くより、参拝前に必要な飲み物などを購入しておく方が楽です。
豊中不動尊を参拝する前に知っておきたいこと
最後に、実際に訪れる際に知っておくと便利なポイントをまとめます。
イベント日は公共交通機関がおすすめ
通常時は車でも訪れやすい豊中不動尊ですが、駐車できる台数には限りがあります。
初詣、七五三、花まつりなど参拝者が増える日は「豊中不動尊前」まで阪急バスを利用する方法が便利です。
バス停は山門のすぐ近くなので、徒歩移動もほとんどありません。
参拝の所要時間の目安
本堂でお参りするだけなら、それほど長い時間は必要ありません。
ただし、水かけ不動や島熊明神社、三宝殿など境内を見ながらゆっくり参拝する場合は、少し余裕を持って訪れるのがおすすめです。
御朱印をいただく場合やご祈祷を受ける場合、イベント開催日はさらに時間に余裕を持っておきましょう。
子連れで参拝する場合のポイント
豊中不動尊では七五三や花まつりなど、子どもと一緒に訪れる機会も多いお寺です。
車やバスであれば境内近くまで行けるので、子連れでも比較的訪れやすいでしょう。
一方、千里中央駅から徒歩で向かう場合は坂道があります。
小さな子どもと一緒の場合や暑い季節は、バスを利用した方が負担は少ないと思います。
まとめ
豊中不動尊は、大阪府豊中市の島熊山にある「豊中のお不動さん」として親しまれているお寺です。
無料駐車場があり、山門の目の前には「豊中不動尊前」のバス停もあるため、車でも公共交通機関でも訪れることができます。
境内にはご本尊の不動明王を祀る本堂だけでなく、水かけ不動や島熊明神社、三宝殿などの見どころもあります。
御朱印や特徴的な厄落とし絵馬、花まつり、七五三などもあり、地元のお寺ながら見どころの多い場所です。
初めて訪れる方は、本堂だけで帰らず、ぜひ境内をゆっくり歩いてみてください。
また、千里中央駅から徒歩で行くこともできますが坂道があるので、歩くのが大変な方や子ども連れの場合は、豊中不動尊前までバスを利用するのがおすすめです。


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