春日神社 豊中宮山町にある神社でどんど焼き

寺社・仏閣

生まれた時からこの地に住んでいますが、家の近くにある神社の春日神社。夏と秋には祭りがあり、子供の頃は縁日の屋台が出て食べ物にくじ引きと楽しい日を過ごしたものです。そんな地元豊中にある春日神社について紹介したいと思います。

春日神社の由緒

全国に春日神社は1,000社あるとされ、総本山は奈良県奈良市にある春日大社が総本社ですが、私が住んでいる大阪の豊中市宮山町にもあります。春日神(かすがのかみ)をお祀りする社として春日神社は建立されたようです。

豊中にある春日神社

春日神社の創建年代は不詳のようですが、伝記によると、仁明天皇の承和2年(835)に社殿の修繕をなし、延元3年(1338)兵火に罹り消失したと云う文献が残っており、相当古くからこの地を守る神様として鎮座されているようです。正直、こんな古くからあるんだと驚きました。

春日神社には本社殿の他、境内にいくつかのお社が奉斎されており、その中でも対になり鎮座している双体道祖神と地蔵尊には子育てや健康夫婦円満のご利益が、また薬師社には子授けや安産祈願などのご利益があるとされているので、子授けや安産祈願に来る参拝者も多いです。

春日神社のどんど焼き

どんど焼きとは、江戸時代頃から行われているお正月に迎えた年神様をお送りする行事です。門松、しめ縄、しめ飾りや書初めなどを持ち寄って焼いた儀式で家内安全や一年の無事を祈る祭事でもあります。

小正月である1月15日に行われることが多く、中には14日や16日に行うという地域もあるようですが、春日神社では例年15日に行われます。ここではとんど焼きという名で行われていますが、地方によって呼び名が違うだけのようです。

燃やす際の注意点は、橙や鏡餅、ビニール製品は燃やさないこと。鏡餅の処理に困って廃棄処分感覚で持ってこられる人もいるようですが、年神様をお送りするという意味合いもあるので罰当たりです。橙などはお風呂に入れると温まるので、そういった使い方をするのが良いです。

因みに写真の鶏の絵は近くにある箕面自由学園高校の美術部に奉納されたものです。

春日神社のアクセス

阪急電車の豊中駅か北大阪急行の千里中央駅からどちらも北緑丘団地経由の千里中央または豊中行きの阪急バスに乗り、宮山のバス停で降車したら徒歩1分くらいです。車の場合は中央環状線の桜の町交差点より北へ700mほどです。神社の駐車場があります。

躑躅(つつじ)の森として神社の裏山には宮山つつじ園があり、4月頃には見ごろを迎えるのでその時期に訪れるのも見事なつつじが見られるのでおススメです。

大阪府豊中市宮山町1-10-1

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