自動車保険の等級の調べ方ノンフリート等級って何？等級の交換なども解説

自動車保険の制度って初めて自動車を購入して保険に加入したり、保険会社を変更を検討するために見積り以来をする時に等級を書いたりする場合、等級って何？ノンフリート等級とは？？と思われるたりする事も。

また、等級は引継いだりすることも出来るのですが、中々、保険のを把握している人は少ないのではないでしょうか。等級の調べ方や等級の交換方法などを解説したいと思います。

自動車保険の等級の調べ方

自動車保険の等級制度は一般的に1～20等級まであり、初めて加入する場合は6等級か7等級（S)でスタートします。1年間事故を起こさなければ1つずつ等級があがっていき（保険を使えば3等級下がる）、それにつれて保険料が安く（等級が下がれば高く）なります。

そんな自動車保険の等級の調べ方は実に簡単で2つになります。

の2点です。

電話で確認する場合は、加入している保険会社（又は契約した代理店）に加入者氏名と自動車の登録番号、電話口で話しているのが本人かどうかの住所や生年月日なども聞かれます。

保険証券を調べる場合は、自身で保管している保険証券の欄に「等級」と記載されている箇所があります。証券が見つからない場合、保険料の支払い領収書があれば、保険会社名（代理店名）金額等が分かる場合もあります。

保険証券にはそれ以外にも契約期間、契約満期日などが記載されており、満期日を過ぎてしまえば、等級が初期まで戻ってしまう事もあるので、しっかりと確認はしておいた方よいです。

因みに1～20等級の割増・割引区分を、ノンフリート等級と言います。ですので、ノンフリート等級の調べ方＝等級の欄を見ればわかります。

因みにこのノンフリート等級は他社でも情報交換制度に参加している保険会社・共済間であれば、保険会社や共済を変更しても前の会社のノンフリート等級を適切に引継ぐことができるようになっています。

ただし、1点だけ注意が必要なのは、1年のあいだ事故なく保険を使わなければ等級が1つ上がるものですが、契約更新前に別の保険会社の自動車保険に乗り換えた場合、1年たっても等級があがらないケースがあります。

例えば、現在契約している保険が10か月経過した段階で新しい保険会社の保険に変更した場合、乗り換えるまでの10ヶ月間を無事故で過ごしていたとしても、その無事故期間は一旦リセットされます。

あくまでも現契約で1年間の無事故期間が経過した場合のみ1等級あがるということなので注意が必要です。

もしも自動車事故を起こして保険を使用した場合、基本的に3等級ダウンしてしまいます。しかし、事故の状況によっては、1等級ダウンで済んだり、等級がダウンしなかったりするケースも実はあります。

ノンフリート等級制度は、自動車の事故を3等級ダウン事故・1等級ダウン事故・ノーカウント事故の三つに別れているのでそれぞれ紹介します。

3等級ダウン事故とは
・他人に怪我を負わせて、対人賠償保険金が支払われた場合
・他人の車や物を壊して、対物賠償保険金が支払われた場合
・建物やガードレールなどに自分の車をぶつけて、車両保険金で支払った場合
1等級ダウン事故
・車が盗難にあい、車両保険金が支払われた場合
・車体に落書きや傷を付けられたりなどされてしまい、車両保険金が支払われた場合
・台風、洪水、飛び石などの自然災害で車が壊れてしまい、車両保険金が支払われた場合
ノーカウント事故
・自分や搭乗者が自動車事故で怪我を負ってしまい、人身傷害保険金や搭乗者傷害保険金のみが支払われた場合
・原付の事故でファミリーバイク特約の保険金が支払われた場合
・愛犬が他人に噛みつき、怪我をさせて、個人賠償責任特約の保険金が支払われた場合

などが挙げられます。