シミ抜きを簡単に出来る方法
年末年始といえば、忘年会や新年会が多いこのシーズン、飲みこぼしや食べこぼしてしまいシミをつけてしまって後悔することも。どうしようと思って何もしないとどんどんシミが変質してしまい落ちにくくなります。
今回は外出先で汚してしまった時の応急措置方法や各種汚れの落とし方について解説します。
染み抜きの前にこぼしてしまった時の応急措置方法
外食など外でこぼしてしまった時、やってはいけないことはおしぼりでゴシゴシとこすること。布のものに限らず紙のものでも塩素系漂白剤で殺菌や消毒されていることが多いため、それでふき取ると色落ちしてしまう可能性があります。
また、こするとシミを広げてしまい、繊維の奥に刷り込む可能性があるので厳禁です。ですのでまずすることは、固形物が残っている場合はティッシュなどでつまみ取ること。次にするのは、水溶性、油溶性、両方が混じり合ったもので違います。
コーヒーやワインなどの水溶性の場合はティッシュを水で濡らし、つまんで汚れを移し取ります。何回かしたらある程度落ちるので、最後は乾いたティッシュで水分をふき取ります。チョコやバター、生クリームなどの油溶性の場合は、その場で落とすのは無理なので乾いたティッシュで油分だけをつまんで移し取ることだけしておきます。
カレーやミートソース、焼肉のたれなどの両方が混ざったものは、乾いたティッシュで油溶性を落としてから、水溶性の処置をしておきます。どちらの汚れかわからない場合は、水を1滴落としてみてはじいたら油溶性、染み込んだら水溶性です。
洋服の染み抜きはこすらず叩いて落とす
帰宅したらできるだけ早くシミを落とすようにします。その時に用意するのが、汚れを移す布（タオルなど）と歯ブラシ、衣料用の洗剤。
水溶性の水洗いできる衣類は、シミの付いた部分を上にして乾いた綺麗な布に乗せ、洗剤を直接染みにぬり、水で濡らした歯ブラシを上から優しくたたいて布に汚れを移していきます。注意するのはシミを広げてしまわないようにシミの周りから中心に向かって叩くようにします。
ある程度色が抜けたらタオルのキレイな面に移動して再びたたいて汚れを移す、という工程を繰り返していき、最後に水で濡らしたタオルで叩き、残っている洗剤を落とします。
次に水洗いできない衣類はタオルの上にシミを下にしておいた後、洗剤の濃度を1％に薄めて、小さく折り畳んで硬くしたハンカチの角につけてシミの裏側からたたきタオルに汚れを移します。落ちない場合は液体酸素系漂白剤を薄めて叩きます。
油溶性のシミは、ベンジンや消毒用アルコールをつけて同じようにたたいて落とすことが可能ですが、上手くやらないと色落ちしやすいのでクリーニングに出す方が賢明だと思います。
口紅のシミを落とす方法
最後にお父さん必見の口紅を落とす方法ですが、女性のメイク落としを使います。汚れを移す当て布に口紅がついた面を下にしてメイク落としをかけて歯ブラシで優しくたたけば、落ちます。難しいと思うシミや大切な衣類に関してはプロに頼むのが賢明です。
コメント