ビールを悪酔いせずに楽しむ方法

ビールの売り上げが年々落ちているというニュースをよく耳にしますが、私はビール党です。基本的にビールを飲んで悪酔いや二日酔いすることがないのですが、世の中には頭が痛くなったりする人も多いようです。

今回はそんなビールを飲んで悪酔いや二日酔いにならないための方法を紹介します。

ビールの悪酔いや二日酔いの原因とは

ビールが悪酔いや二日酔いしやすい原因としてビールのもつ炭酸ガスのせいで、酔いが早く回ってしまうという研究報告があります。また、ビールは麦やホップを麦芽糖で発酵分解させて作ります。

この工程で炭酸ガスが同時に生成されるため、ウイスキーやテキーラなどのように蒸溜過程を経ることがないので、ビール酵母で分解された麦やホップが分解されないカスが残ってしまい不純物として酒に残留してしまい、肝臓でアルコール以外の毒素として残留してしまうため、悪酔いや二日酔いになりやすいと言われています。

ビールに限らずアルコール全般に悪酔いや二日酔いしにくいようにするための方法ですが、重要なのは血中アルコール濃度を急激に上げないようすることです。

アルコールの大半は小腸で吸収されるため、急激にアルコール濃度をあげないためには胃でのアルコールの滞留時間を長くすることです。

悪酔いや二日酔いを防ぐため空腹での飲酒は厳禁です。何かつまみを食べることでアルコールを食品と一緒に胃に長くとどめるようにしましょう。

悪酔いや二日酔い予防におススメなのが油を使ったつまみです。ポテトサラダやオリーブオイルたっぷりのカルパッチョなどお酒を飲む前に食べておくと胃の滞留時間が長い油がビールを小腸に送る時間を遅くしてくれます。

また、梅干しを食べるのも良いです。梅干しにはクエン酸が含まれており、その効果で肝臓や胃腸を回復させてくれ、唾液を豊富に出してくれます。ですので、お酒で荒れる胃粘膜を保護してくれる働きもあります。

他にもアルコールを早く分解させるため、豆腐や納豆などの植物性タンパク質やイカやタコなどタウリンを含んだ食品を取り入れるのも良いです。

どちらも肝臓の代謝の働きを助けてくれるため、取り入れると身体の中のアルコール分解が促進されるので悪酔いや二日酔いがしにくくなります。

ビールは大部分は水分ですが、アルコールですので利尿作用があるため、水分補給にはなりません。暑い時に飲むビールは美味しく感じられますが、ビールを飲む際は間に水を飲むなどして水分補給をしっかりとすることでアルコール濃度も薄まります。

それでも悪酔いや二日酔いをしてしまう方もいらっしゃいます。そんな場合は、みそ汁を飲むです。そんなのは昔から言われていると思われるかもしれませんが、味噌の原料である大豆たんぱく質が肝臓の働きを助けてくれます。

特にしじみのみそ汁はしじみに含まれるオルニチンというアミノ酸も肝臓の働きを助けてくれるので悪酔いや二日酔いをしてしまった時には効果的です。