浴衣の洗い方 自宅で出来る浴衣の洗濯方法

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浴衣の洗濯は自宅でも可能

お盆も過ぎ、各地の夏祭りや花火大会も終わり、子供の夏休みも終わりに近づいていると思いますが、浴衣って家で洗っても問題ないのか気になりますよね。

汗を吸った浴衣には皮脂やシミなどが付着しやすいため、臭いの原因にもなります。来年も気持ちよく着るために自宅で浴衣を洗濯機を使っていいのかやそれとも手洗いでないとだめなのかなど浴衣の洗い方について紹介します。

浴衣の簡単な洗い方 浴衣の色落ちしない方法

まず、浴衣を洗う前に脱いだらハンガーにかけて風通しの良い場所で陰干しを行います。これでまず、湿気や臭いをとります。

次にすることは、シミ抜きです。まず、色落ちしないか白い布に洗剤を洗剤をつけて浴衣の目立たない部分をこすってみます。これで浴衣の色が付いたら色落ちの可能性が高いので、色が付いたらシミの部分に直接洗剤をたらして、優しく手でもみ洗いをします。

ファンデーションや日焼け止めなどによる襟元の汚れの場合は、クレンジングオイルを直接汚れたところにつけて歯ブラシで一定方向に擦ってすすぎます。

食べこぼしの場合は、中性の食器洗い洗剤をシミの部分につけて歯ブラシで先ほどと同じく擦ってすすぎます。

一番厄介なのが「泥汚れ」です。繊維の中に汚れが入り込んでしまうため、直ぐに水洗いしてしまうと駄目なので、まずはドライヤーを当ててしっかりと乾燥させます。乾いた状態で乾いた歯ブラシを使って一定方向に擦って泥を払い落とします。

ここから洗うことになりますが、洗濯前に水洗いできるマークがあるかの確認が必要です。水の温度設定も気を付けましょう。濃色や柄物の浴衣はシミ抜きと同じく色落ちしないかをチェックします。

洗う際は、まず、浴衣をたたみます。生地の痛みや型崩れを防ぎつつ、余計なシワを防げるのでたたんで洗うのが良いです。

洗濯機で洗う場合は、たたんだ浴衣を洗濯ネットに入れて、ドライコースで洗います。洗剤はオシャレ着用の中性洗剤を使います。

手洗いの場合は洗面台に洗濯表示の温度の水をはって中性洗剤を溶かしてたたんだ状態の浴衣を入れて優しく押し洗いをします。洗い終えたら洗濯ネットに入れて、洗濯機の一番弱い設定で1分ほど脱水を行います。

再度、新しい水をためて優しく押し洗いをしてからもう一度一番弱い設定で1分脱水をしたら完成です。

浴衣の洗った後の干し方

浴衣を洗った後の干し方も重要です。干し方ですが、日陰で竿干しします。これは、日光に当てると色褪せが起こる可能性があり、日陰干しが基本です。

理想は取り外しが出来る物干し竿に両袖を通して干すか、無理なら和服用のハンガーを使って干しましょう。

乾いた浴衣はシワを残したままにせず、アイロンがけをして伸ばします。アイロンがけをする際は、のりスプレー(キーピングなど)を使ってパリッとさせます。

浴衣のたたみ方

最後に重要なのが浴衣のたたみ方です。浴衣は直線縫いなので、縫い目に合わせておるのがポイントです。

浴衣の肩を左側にし、畳の上に広げておくみ(襟から裾にかけて上下に細長い布の縫い付けた部分)を縫い目から手前に折り返します。ここを間違えるとシワになってしまうので注意をします。

その後はエリとおくみを合わせて身ごろや袖を重ねて裾を折り返し、最後に丈を二つ折りにしたら完了です。収納する際は、湿気のない平らなところで保管します。

浴衣の洗い方 クリーニングに出した方が良い場合

今まで自宅で洗える浴衣の洗い方について紹介しましたが、特殊な浴衣は、自宅で洗濯するのは避けた方が良いでしょう。

例えば、有松・鳴海絞りの浴衣は、クリーニング店に出した方が良く、これは、国の伝統工芸品にも指定されている、絞り染めの名称のものです。

高価なものや自分の持っている浴衣が自宅で洗えるかわからないと思った場合は、呉服屋などに持って行って相談してみるのも良いと思います。

また、宅配クリーニングというサービスを利用するのも良いです。リナビスという会社なら着物をクリーニングしている業者なので浴衣を安心して任せられます。

>> 自宅に居ながらラクラク宅配クリーニング【リナビス】

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