
新生活が始まってしばらくすると、職場にお弁当を持参する人も増えてきます。
女性だけでなく、最近では男性がお弁当を持参することも珍しくありません。節約になりますし、外食より自分の好きなものを食べられるというメリットもあります。
ただ、お弁当を持っていくと意外と悩むのが、「食べ終わった弁当箱を会社で洗っていいの?」という問題です。
自宅に持ち帰ってから洗う人もいれば、臭いや汚れが気になるため会社ですぐに洗いたい人もいます。
一方で、会社のシンクやスポンジは共有物なので、弁当箱を洗うことを嫌がる人がいるのも事実です。
そこで今回は、会社などの職場で弁当箱を洗うのはマナー違反なのか、周囲に迷惑をかけずに洗うにはどうすればいいのかを紹介します。
会社で弁当箱を洗うのはマナー違反?結論から解説
結論からいうと、会社で弁当箱を洗うこと自体が必ずしもマナー違反というわけではありません。
ただし、会社のルールや職場の雰囲気、共有スペースの使い方には注意が必要です。
職場によっては多くの人が普通に弁当箱を洗っていることもありますし、反対にマグカップやコップ以外はほとんど洗わないというところもあります。
そのため、「弁当箱を洗ってはいけない」と一律に考えるよりも、職場のルールや周囲の使い方に合わせるのが無難です。
特に注意したいのは、弁当箱を洗うことそのものよりも、シンクを汚したままにしたり、共有スポンジを油まみれにしたりすることです。
周囲への配慮ができていれば、問題にならない職場も多いでしょう。
会社で弁当箱を洗う人が嫌がられる理由
弁当を食べた後、そのまま持ち帰ると臭いが気になることがあります。
特に暑い時期になると、食べ残しや油分が残った弁当箱を何時間も放置することになるため、できれば早く洗いたいと思う人も多いでしょう。
しかし、会社で弁当箱を洗うことに抵抗を感じる人もいます。
シンクに食べ残しやご飯粒が残る
会社で弁当箱を洗うことが嫌がられる理由の一つが、シンクに食べ残しが残ってしまうことです。
弁当箱に残ったご飯粒やおかずのかけらをそのまま流すと、排水口に生ゴミがたまってしまいます。
さらに、洗った後にシンク周辺が水浸しになっていると、次に使う人が不快に感じることもあります。
弁当箱を洗うこと自体より、「使った後をきれいにしない」ことが問題になっているケースは少なくありません。
共有スポンジに油汚れが付く
もう一つよく聞かれるのが、共有スポンジの問題です。
会社に置いてあるスポンジは、マグカップやコップを洗うために使われていることがあります。
そこへ油分の多い弁当箱を洗うと、スポンジに油汚れが付いてしまいます。
次にそのスポンジでコップを洗った人が、「コップまで油っぽくなった」と感じることもあるでしょう。
そのため、弁当箱を洗うことよりも、共有スポンジを使うことに抵抗を感じる人もいます。
共有の給湯室を長時間使ってしまう
昼休みは、給湯室やシンクを使う人が増える時間帯です。
弁当箱を丁寧に洗っている間、他の人がシンクを使えなくなってしまうこともあります。
少人数の職場であれば問題にならなくても、大人数の職場では混雑することがあります。
そのため、会社で弁当箱を洗う場合は、周囲の状況を見ながら短時間で済ませることも大切です。
会社で弁当箱を洗うなら守りたいマナー
会社で弁当箱を洗うこと自体が禁止されていないのであれば、周囲への配慮をしながら洗えばトラブルになりにくくなります。
食べ残しをシンクに流さない
弁当箱に食べ残しがある場合は、そのままシンクに流さないようにしましょう。
ご飯粒やおかずの残りは、ティッシュなどで取り除いてから洗った方が安心です。
排水口に生ゴミが残ると、臭いや詰まりの原因になることもあります。
共有スペースだからこそ、自宅以上にきれいに使うくらいの気持ちでいた方がよいでしょう。
洗った後はシンク周りをきれいにする
弁当箱を洗った後は、シンクの中だけでなく周辺も確認しましょう。
水が飛び散っていたり、食べかすが残っていたりすると、次に使う人に迷惑がかかります。
使う前よりきれいにするくらいの意識で片付けておけば、弁当箱を洗うこと自体を嫌がられる可能性も低くなります。
混雑している時間は長時間使わない
給湯室が混雑している場合は、時間をずらすのも一つの方法です。
昼休み直後はコーヒーを入れたり、マグカップを洗ったりする人が集中することもあります。
そのようなときに弁当箱を長時間洗っていると、周囲が使いづらくなります。
急いで洗う必要がなければ、少し時間をずらすだけでも気まずさを避けやすくなります。
職場のルールや周囲の習慣を確認する
結局のところ、会社で弁当箱を洗ってよいかどうかは職場によって違います。
明確なルールがある場合は、それに従うのが基本です。
特にルールがない場合は、周囲の人がどうしているかを見てみましょう。
みんな普通に弁当箱を洗っているのであれば問題になりにくいですし、誰も洗っていない職場で自分だけ毎日洗っていれば目立つ可能性があります。
「郷に入っては郷に従え」という言葉がありますが、会社での弁当箱についても同じことが言えるのかもしれません。
会社のスポンジを使いたくない人も多い

会社で弁当箱を洗うのはマナー違反かどうか以前に、そもそも会社のスポンジを使いたくないという人もいます。
給湯室に置いてあるスポンジは、多くの人が使用します。
誰が何を洗ったのかわからないため、衛生面が気になる人がいても不思議ではありません。
共有スポンジは衛生面が気になる
共有スポンジは、常に清潔な状態とは限りません。
濡れたまま置かれていたり、交換時期がわからなかったりすることもあります。
そのため、「会社で弁当箱を洗いたいけれど、あのスポンジは使いたくない」という人もいるでしょう。
また、自分が弁当箱を洗うことで共有スポンジを汚してしまうのが気になる人もいます。
職場にマイスポンジを持参する

会社で弁当箱をしっかり洗いたいのであれば、マイスポンジを持参するのも一つの方法です。
自分専用のスポンジなら、共有スポンジを汚してしまう心配もありません。
使ったシンクや残飯処理をきれいにするのは当然ですが、スポンジについても自分のものを用意しておけば周囲への配慮になります。
持参したスポンジを置く場所がない場合は、小さなケースに入れて持ち帰るなど、自分で管理できるようにしておくとよいでしょう。
以前であれば、自分のデスク周辺にフックを付けて乾燥させる方法も考えられますが、職場によっては衛生面や見た目の問題もあります。
そのため、会社の環境に合わせて保管方法を考えるのがおすすめです。
弁当箱は会社で軽くすすぐだけでもOK
会社で弁当箱を完全に洗わなくても、軽くすすぐだけという方法があります。
これは意外と現実的な方法です。
食べ終わったら食べかすを取り除き、水でさっとすすいでから持ち帰ります。
そして帰宅後に洗剤を使ってしっかり洗います。
この方法なら、共有スポンジを使う必要がありません。
また、洗剤を使って時間をかけて洗うよりも短時間で済みます。
「臭いは気になるけれど、会社で本格的に洗うのは抵抗がある」という人には向いている方法です。
ただし、会社によってはシンクの使用自体にルールがある場合もあるため、その点は確認しておきましょう。
会社で弁当箱を洗わず持ち帰る場合の対策
会社で弁当箱を洗わないからといって、必ず困るわけではありません。
少し工夫するだけで、臭いや汚れを抑えながら持ち帰ることもできます。
食べ残しをできるだけ取り除く
まず、弁当箱の中に食べ残しを残さないことが大切です。
ご飯粒やおかずが残っていると、時間が経つにつれて臭いが強くなりやすくなります。
食べ終わった後に、できる範囲で中身をきれいにしておくだけでも違います。
密閉して持ち帰る
弁当箱は、ふたをしっかり閉めて持ち帰りましょう。
特に汁気の多いおかずが入っていた場合は、バッグの中に漏れないよう注意が必要です。
心配な場合は、弁当箱をビニール袋などに入れてからバッグにしまうと安心です。
臭いが広がるのも多少抑えやすくなります。
帰宅したらなるべく早く洗う
会社で洗わない場合は、帰宅後なるべく早めに洗いましょう。
汚れたまま長時間放置すると、油分や臭いが残りやすくなります。
「家に帰ったらすぐ洗う」と決めておけば、会社で無理に洗う必要もなくなります。
夏場は弁当箱の臭いや衛生面にも注意
暑い時期は、弁当箱の臭いが特に気になります。
食べ終わった弁当箱を数時間そのままにしておくと、冬場より臭いが強く感じられることもあります。
- 食べ残しをできるだけ残さない
- 可能であれば軽くすすぐ
- 密閉して持ち帰る
- 帰宅後すぐに洗う
といった対策をしておくと安心です。
特に弁当箱のパッキン部分には汚れが残りやすいため、自宅に帰ってからしっかり洗いましょう。
夏場だけ会社で軽くすすぎ、それ以外の季節はそのまま持ち帰るなど、季節によって方法を変えるのもよいと思います。
会社で弁当箱を洗うか迷ったら職場に合わせるのが一番
会社で弁当箱を洗うこと自体は、必ずしもマナー違反ではありません。
ただし、職場は自宅とは違い、シンクやスポンジを複数の人が共有する場所です。
そのため大切なのは、「洗うか、洗わないか」だけではありません。
食べ残しをシンクに流さない、共有スポンジを汚さない、使った後をきれいにする、混雑時に長時間占有しないなど、周囲への配慮が重要です。
また、会社のスポンジを使いたくないのであれば、マイスポンジを持参したり、水ですすぐだけにして自宅で本洗いしたりする方法もあります。
会社によってルールや雰囲気は違います。
周囲の人がどうしているかを確認しながら、「会社で洗う」「軽くすすぐ」「そのまま持ち帰る」の中から、自分にも職場にも負担の少ない方法を選ぶのが一番でしょう。


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