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鍋の焦げ付きを簡単に落とす方法

お役立ち情報

料理をしていてついついうっかり鍋を焦がしてしまった経験がある人は多いと思いますが、ゴシゴシこすっても中々取れないので、諦めてしまったなんてことも。

今回はそんな頑固な焦げをきれいに落とす方法をいくつか紹介します。

鍋の焦げ付きの原因と落とすには

鍋の焦げ付きは食品のタンパク質や油、糖などが炭化したもので燃え残りです。ですので、一度焦げが付くと落とすのに時間がかかります。この焦げを落とすのに注意する点は、硬いたわしなどでゴシゴシと擦らないこと。鍋を傷つけてしまうだけです。

まずどんな素材の鍋も焦げ付きをふやかすことが重要です。鍋に水を入れて弱火で煮てしばらく置きます。炭化する前の状態に戻すために水分を補います。それだけで落ちることもありますが落ちない頑固な汚れの場合は鍋の材質にあった方法で落とす必要があります。

鍋の焦げ付きに重曹を利用する

ステンレスやホーロー、フッ素加工、土鍋などのほとんどの材質に有効なのが重曹です。焦げがかぶるほどの水を入れて重曹をたっぷり(水の3~10%)入れて火にかけます。沸騰したら大量の泡がでてきます。

しばらく煮立ったら、火を止めて数時間放置すると焦げが浮き上がってきます。これは重曹が入った水を加熱すると炭酸ガスが発生し、この発泡した炭酸ガスが焦げに効果を発揮するためです。

重曹を入れるタイミングですが、沸騰してから入れると吹きこぼれてしまい危険なので煮る前に入れるようにします。

鍋底が焦げた場合は焦がした鍋より大きな鍋を用意し、その鍋に重曹水を熱してから焦げた鍋をつけて落とします。

鍋の焦げ付き重曹で取れない場合

重曹で落とせない焦げ付きはクリームクレンザーを塗布してこすり落とします。クリームクレンザーの一般的な成分の研磨剤は炭酸カルシウムですので、鍋を傷つけにくくなっています。

この時使う道具は冒頭で書いた通り、たわしは厳禁です。スポンジだとクレンザー成分をスポンジが吸収するので、効果が半減してしまうため、おススメなのが「ラップ」です。ラップが研磨剤が鍋に密着し、研磨効果を最大限に発揮します。

使い方は、折りたたんで優しく円を描くように焦げをこすり落とすと綺麗に落ちます。

ただし、フッ素加工の素材の場合、クレンザーは厳禁です。研磨剤で加工が剥がれるとそこが焦げつきやすくなります。フッ素加工のものが焦げ付くという事自体フッ素加工樹脂が剝がれているので寿命が近づいているので、炒め物以外の用途で使うのが賢明です。

アルミ鍋の場合は、重曹、クレンザー共に使うと鍋が黒ずみやすいので、お湯でふやかして中性洗剤をスポンジで洗うのがベターです。

鍋の焦げ付きにはを空焚き利用することも出来る

表面加工されていない鉄鍋などは空炊きが一番効果的です。焦げた鍋を火にかけて更に焦がし、完全に炭化するまでしっかり焼き切ります。冷めてから金属のヘラなどでこそげ落とすことでキレイに落とすことが出来ます。

鍋の焦げ付きを天日干しで落とす

その他にも自然の力を利用する方法があります。それは鍋を日なたに放置する方法です。いわゆる天日干しです。この方法は鍋の材質は問わないのでとても便利です。

焦げの度合いや日照時間によって放置する時間は数時間~1週間でも良いです。雨に濡らさないように気を付けて焦げをカラカラになるまで乾かします。

その状態になったところで割りばしなどを使い、ちょいと擦るだけでかさぶたが剝がれるようにきれいに焦げが剝がれることが多いです。

エコで古くから伝わる方法なので時間に余裕がある時は試してみるのも良いですよ。

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