先日、妻の田舎である徳島のお祭りの阿波踊りを紹介しましたが、徳島県でもう一つ自慢をされるものに「すだち」があります。すだちとかぼすの違いって大きさと特産地の違いだけかなと思っていましたが、違いがあります。
今回はすだちとかぼすの違いや旬の時期、保存方法などを紹介します。
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すだちとカボスの違い
すだちとかぼすの違いについてですが、まずすだちから見ていきます。すだちはゴルフボールくらいの大きさで徳島県原産の香酸柑橘でゆずの親戚と言われています。独特のさわやかな香りと風味が特徴で柚子より酸味が強いため、食酢として利用されることもあります。
一方のカボスですが、大分特産品で感じは「香母酢」と書きます。すだちはゴルフボールくらいの大きさに対してかぼすはテニスボールくらいの大きさで、香酸柑橘系なのは一緒です。ゆずの枝がわりとして生まれたとされており、大分の日田地方で300年前から栽培されていたようです。8~12月までは食酢として用いられるほど酸味が強いですが、9~10月には風味がよくまろやかな味になります。
すだちとかぼすの味の違い
すだちもかぼすもさんまの塩焼きなどに絞って使う事が多いですが、すだちの方が酸味が強く、醤油を使わずに刺身や焼き魚、冷やっこなどにかけて食べると美味しいです。独特のさわやかな酸味、香りがたつのでおススメです。
一方、かぼすの味は、すだちに比べると酸味が抑えられている感じなので、鍋物や洋風の料理などに合います。ふぐ料理によく使われるのは博多や山口がふぐの産地ですだちよりまろやかな酸味がピッタリだからでしょう。
共に飲み物に入れるのも美味しいですが、炭酸入りの飲み物には香りが炭酸に負けないすだち、焼酎などにそのまま入れるものにはかぼすを入れるのが個人的におススメです。
すだちとかぼすの旬の時期
すだちは一年中出荷されていていますが、4月~8月までをハウス栽培、8月~10月が路地もので栽培されています。かぼすも8月~10月が路地ものなのでこの時期が旬ですがハウス栽培されているので、ほとんどのシーズンで食すことが出来ます。
すだちとかぼすの保存方法
すだちとかぼすの保存方法はどちらも変わりません。ポリ袋に数個入れて空気を抜いて冷蔵庫に保存すると長持ちします。これで緑色が長持ちするので風味を損ないません。長期保存する場合は、絞ってから小瓶に入れて冷蔵保存するか又は、しぼり汁を製氷皿で冷凍し、固まったものをプラスチック製密閉容器に入れなおして冷凍保存するとこちらは1年くらい風味が保たれます。
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