出石そばと出石の観光情報

小京都と呼ばれる土地は全国に点在していますが、兵庫県豊岡市出石町は但馬の小京都と呼ばれ、桂小五郎のゆかりの町とされている場所です。そんな出石町で有名なのが皿そばと言われる出石そば。

そんな大きくない町中に40店ほどのお店があり、どこのお店に行こうか迷ってしまいます。

それぞれのお店に特徴があり、そば粉だけで蕎麦をうつのはなかなか難しいので、十割そばが必ず美味しいというわけでもなく、二八蕎麦であっても美味しいお店も存在します。

そんな出石に蕎麦を食べに行ってきました。

出石そば(皿そば)の歴史

出石皿そばの歴史は江戸時代まで遡ります。信州上田藩主だった仙石政明が出石藩主と国替えになった時に、信州そばの職人を連れてきたことが始まりです。

そのそば職人の技術と元々出石にあったそば打ちの技術が合わさって誕生したのが現在、親しまれている出石の皿そばです。

因みにどのお店でも20皿以上食べると「皿そばの証」というのが貰えるので、美味しいお店を見つけて次回はそのお店で食べてもらうのが良いかと思います。

出石皿そば巡り

40店舗近くあると冒頭で述べましたが、出石観光協会で紹介されているお店は39店舗。その中で美味しいお店を探すのはなかなか難しいなと思ったところ、観光協会で見つけたのが「出石皿そば巡り」という食べ比べのセットです

仙谷家の家紋が入った巾着袋に3枚の永楽通宝の疑似通貨が入っており、39店舗で使え、価格は1,800円です。

通常皿そばは基本5皿セットで食べたければ1皿単位で追加するようになっていますが、このセットは1枚につきお店で3皿食べられるようになっていてお腹一杯にならずにお店を巡ることが出来ます。

使い方はお店で注文前に巾着から永楽通宝を1枚をお店で渡し、巾着にお店のスタンプを押してもらうだけ。因みにこの巾着セットの購入で出石家老屋敷や資料館・出石温泉館乙女の湯などで割引サービスを受けれます。

因みに観光協会で話を聞いた女性にどこがおススメですかと聞きましたが、どこっていう話はしてはいけないんですとの話。それはそうですよね、観光協会の人間がどこって言うと皆が集中してしまいますし。

ただ、私が働いていたお店は普通に美味しいと思いますよと教えてくれたお店には行ってきました。

どことは言えませんが、今から紹介する3店舗プラス1店舗を巡ってきた中のお店です。そばの見た目、味、トッピング、そば湯などを併せて紹介します。

よしむら

よしむらは桂小五郎の隠れ家だったと言われており、創業もかなり古いお店です。お店の隣には小五郎の潜居跡の石碑の建っているので、分かりやすい場所にあります。

まずはそばですが、


(クリックで拡大)

やや黒いもので、そばの太さは普通です。そこまでそばの香りは強くありませんが、のど越しはよく食べやすい感じです。


(クリックで拡大)

薬味は山芋、たまご、わさび、ねぎ、大根おろしがついてきます。

つゆはかつお出汁が効いた濃いめのつゆになっており、つけすぎるとつゆの味しかしなくなってしまいますので、少しだけつけるのがオススメです。

最後にそば湯


(クリックで拡大)

そば湯に関してはつゆが濃いめなのでそこまで風味が強くない印象でした。

営業時間:10:00~18:00
定休日 :火曜日
〒668-0232 兵庫県豊岡市出石町宵田22

そば庄鉄砲店

ミシュランガイド2016兵庫特別版にも紹介されたお店です。昭和41年、まだ2件しかなかったそば屋が冬期の新そばの季節のみの営業だったのを年中食べられるお店として開業したのがそば庄です。

まずはそばから


(クリックで拡大)

石引きの10割そばも扱っているそば庄ですが、皿そばは二八そばです。やや黒めのお蕎麦で太さは普通。喉越しが良いそばになっているのでツルツルと喉に入っていきます。


(クリックで拡大)

薬味は山芋やねぎ、だいこん、わさび、生卵となっていてわさびは静岡県産の本わさびです。つゆはやや辛めの出汁になっており、よしむらにつづき、ちょこっとつけて食べるのが良いです。

最後にそば湯


(クリックで拡大)

かなり濃ゆいそば湯です。次に紹介する官兵衛と同じくらい濃く、そば湯好きな人はたまらないです。

営業時間:11:00~19:00
定休日 :水曜日
〒668-0232兵庫県豊岡市出石町鉄砲27-13

官兵衛

入口を入るとすぐにそば打ちしているのが見える官兵衛。粉はその日の朝に挽いたものを使用し、出石そばの3たてと呼ばれる「挽きたて」、「打ち立て」、「湯がきたて」を実践しているお店です。

知り合いから美味しかったと教えてもらったお店だったので、訪問しました。平日に訪問しましたが、13時過ぎには売り切れになっていました。

まずはそばですが、


(クリックで拡大)

そばの太さはよく見る一般的なお太さでやや白いお蕎麦です。白いお蕎麦は雑味が少ないものの風味が落ちるものが多い印象ですが、しっかりとした風味も楽しめます。


(クリックで拡大)

薬味は山芋やねぎ、本わさび、生卵です。生卵は赤玉の卵で卵かけごはんにしても美味しく食べられるほどの卵です。生の本わさびがおろし金とともに添えられていてわさび好きにはたまりません。

つゆはあっさりした出汁を使用していてそばの風味を損なわないような感じのものです。

最後はそば湯


(クリックで拡大)

そば庄と同じそばの風味がふんだんに楽しめるそば湯になっています。

営業時間:11:00~19:00
定休日 :年中無休
〒668-0225 兵庫県豊岡市出石町八木68

如月(きさらぎ)

官兵衛の向かいにあるお店の如月。低速石臼挽きによるそば粉と清冷な湧水を使用したそばを朝早くに打っているというお店。家庭的な雰囲気のお店でゆったりとした時間を過ごせます。

まずはそばですが、


(クリックで拡大)

黒くて太めのお蕎麦です。4店舗の中では1番噛みごたえがあり、稲庭うどんのような食感です。つゆはカツオと昆布のまろやかなものです。


(クリックで拡大)

薬味は山芋、うずらの卵、わさび、ねぎが基本ですが、卵アレルギーがあれば大根おろしに変更してもらえます。

わさびは官兵衛同様、本わさびとおろし金が出てきて自分で擦って食べられます。大根も辛味大根で美味しいです。

そば湯


(クリックで拡大)

割と透明なもので、よしむらと同じくそこまでそばの風味は強くありません。

営業時間:10:00~17:00
定休日 :水曜日
〒668-0225 兵庫県豊岡市出石町八木23

出石の観光情報

但馬の小京都と呼ばれる出石は趣ある城下町の町並みが楽しめます。資料館や地酒の酒蔵などもあり、歴史情緒ある町並みはゆったりした時間を凄くのに最適です。そばが名物という土地はおのずと水が綺麗な土地なので、6月頃はホタルを楽しむことも出来ます。

辰鼓楼〈大手前通り〉

辰鼓楼は、明治4 年(1871)旧三の丸大手門脇の櫓台に建設されました。明治14 年に医師、池口忠恕氏が大時計を寄贈してからは、時計台として親しまれており、つい最近平成の大修理が終わって綺麗になりました。

今では3代目の時計台となり、出石町のシンボルとして時を刻んでいます。

出石城跡

出石城は慶長9年に小出吉英によって築城された城です。当時は東西に約400m、南北に350mあったとされていますが、残念ながら明治元年に建物が全て取り壊されてしまいました。

石段を登って行った高台から出石ののどかな町並みを楽しむことが出来ます。春は桜の名所としても知られています。

出石家老屋敷

出石家老屋敷は出石場内にあった江戸時代後期の上級武士の居宅です。刀を使いにくくするために天井が低くなっていたり、2階への階段が隠し階段になっていたりと様々な工夫がこらしてあります。

屋根上への通路も存在しており、襲撃に備えて造られているんだろうなというのが実感できます。

毎年11月3日に開催される出石まつりの資料なども展示してあります。

出石のアクセスと駐車場

そば屋で駐車場があるところは少なく、観光するにも大手前有料駐車場に停めるのが便利です。1日停めても普通車400円です。

コメントを残す