五十肩の原因と症状は
突如、朝起きたら左肩が上がらないようになりびっくりしました。服の脱ぎ着もできず、歯磨きですら痛くて出来ない感じだったので病院に行ってきました。病院で言われたのは肩関節周囲炎。
いわゆる五十肩と言われるもので、40代になれば四十肩と言われますが、30代前半でなったので三十肩って言うのかというくだらない事を考えてしまいましたが、現代は30代でなる人も増えているようです。今回はそんな五十肩の原因や症状、治し方などについて紹介します。
五十肩の原因とは
実はこの五十肩、まだ発症の原因はわかっていないとのことですが、肩関節を構成する組織が加齢とともに変化して炎症が起きていることが関係しているとされているようです。医者で聞いたところ、腕を上げた状態で長時間作業をした後などに起こりやすい病気のようです。普段運動をしていない人が、エアコンなどの高い場所を掃除をして拭き続けるなどをした際に発症することがよくあります。
また、物を持ち上げようとした瞬間、テニスやゴルフ、野球のスイングなどの最中に突然激しい痛みにおそわれてそれ以降、肩を動かすたびに痛むケースなどもあるようです。
五十肩の症状や対策
五十肩の症状でなんと言っても辛いのは腕が上がらないこと。ズキズキと痛み、夜が寝られないくらいの痛みを伴います。普通の肩こりの一種と勘違いして病院に行かないことで悪化させることも多く、まずは病院で診察をするのが良いです。
肩こりと五十肩の判断をするには「肩が自由に動かせるかどうか」が目安になりますが、自己判断をせずに専門医の診断に任せた方が無難です。
五十肩の治し方は
痛みの初期症状が出た時から急性期は炎症がひどい状態なので、安静が絶対的に早く治す近道です。ただ五十肩と診断を受けたなら放置は禁物です。適切な処置をせずにいると、肩関節が固まってしまい、動きが制限されて回復しづらくなってしまいます。
痛みの段階に合わせてケアとリハビリを行う必要があります。
痛みがピークの時
腕を固定したり痛み止めの注射や飲み薬で炎症を抑えることが基本です。寝る時は痛む側の腕を上にし、脇にクッションやまくらを挟んで寝ると腕の重みが肩を圧迫して防げるため、若干楽になります。
痛みが和らいできた時
痛みが少し和らいできたらリハビリを開始します。というのもずっと動していないと肩関節が固まってしまうので、無理のない範囲で動かします。まずは伊丹のない手を机の上において、お辞儀をします。痛みがある腕の方をぶらんと垂らして力を抜いて振り子のように揺らします。この時、前傾姿勢で力を抜いてすることがコツです。
同時に肩関節のインナーマッスルを強化するため、輪ゴムを使った運動もおススメです。両手の親指に輪ゴムをかけて身体の表層のアウターマッスルが働かないように脇をしっかり締めて、輪ゴムを水平に伸び縮みさせることでリハビリになります。
痛みがほぼ消えた時
炎症が治まり痛みがほぼなくなったら、積極的にアウターマッスルを鍛えます。写真のように反対の腕で肘を支えて腕を伸ばしたり、腕をあげて壁に手をついたりして肩の可動域を広げます。痛みが消えても安心せずにリハビリをしっかりすることで完治が早くなります。
通常の五十肩は1年以内に自然に治るとされますが、五十肩でなく、腱板断裂という可能性もあります。腱板断裂とは、肩関節の骨と筋肉をつなぐ鍵盤が部分的又は完全に切れてしまうことで、自然治癒は難しく、ひどい場合は手術をしなければなりません。
痛みが長引くようであれば改めて専門医での受診が必要です。
コメント