墓じまいと永代供養の手順など
先日、田舎の滋賀に母を連れて墓参りに言ってきましたが、少子高齢化社会になっているのでふと自分の子がいないのでその先はどうなるのか気になりました。年間130万人もの人が亡くなっており、2014年頃から墓じまいをする人も増えているようです。
一説では、約40%のお墓が無縁墓化しているようで、10年後には約60%以上のお墓は継承者不足で無縁墓になっているというデータもあるようです。そ子で今回は、墓じまいの方法や永代供養・改葬について今回は解説したいと思います。
墓じまいの方法や永代供養・改葬について
お墓の中には遺骨があるので、先ずその行き先をどうするのか決めておく必要があります。遺骨の大きさや破損や汚損状態、個数、火葬済みかどうか、経過年数などがどうなっているのかを確認します。墓じまいをする理由の多くは墓守(はかもり)がいなくなるからというケースが多いです。
ですので、出来るだけ、管理や維持費がないものを選ばなければなりません。お墓から納骨堂の永代供養などはお墓と同じくらい維持費がかかりますので注意が必要です。
改葬の大まかなな流れ
1.新しい墓を探す |
2.新しい墓を決める 管理者から受け入れてもらうための証明書を発行してもらう |
3.納骨の時期に合わせて墓の工事契約をする 石碑などを移設する場合は打合せも行う |
4.改葬許可申請書を自治体から取り寄せる 既存の墓地のある自治体に問い合わせて取り寄せます |
5.既存の墓地管理者に対しての手続き 埋蔵証明書をもらう |
6.既存墓地ある市町村に対しての手続き 改葬許可申請書を提出し、許可書を受け取る |
7.遺骨を墓から取り出す 開眼式や魂抜きなどの儀式をするのでお寺さんに相談する |
8.遺骨を安置する 新しい墓が出来るまで自宅や移設先の墓地などに遺骨を安置する |
9.新しい墓が完成 石碑の移動や据付工事が終わり、業者から墓石の引き渡しを受ける |
10.新しい墓に納骨・開眼・納骨供養 魂入れなどの儀式をして納骨後、改葬許可証を管理者に提出する |
墓じまいの費用
では実際に墓じまいを行うとどれだけ費用が掛かるかという事が気になりますが、たいてい墓地面積1.0平方メートルあたりいくら、または、一基いくらと決まっていることが多いです(1.0平方メートルあたり5.0~10.0万円、一基20~50万円が相場とされますが、都市部だともっと高いことも)。
更に改葬すると新しい墓の費用(土地代を含めると100万円~300万円ほど)や永代供養の場合の費用(納骨堂の平均費用は、個人用10~50万円、家族用50~150万円ほどかかる)などかかります。
また、手続きの代行サービス(寺などの墓地管理者への移転申し入れ、行政手続き、墓地の撤去、整地まで)を定額で代行する会社も出来ているようです。事前にどの位自分場合、予め費用が掛かるか調べる方が良いようです。
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