宮っ子ラーメン本店 西宮甲陽園にあるラーメン屋

宮っ子ラーメンは西宮発祥のラーメン屋で、今でこそ醤油ベースのたれに豚骨スープを合わせて提供するお店が増えましたが、宮っこラーメンはその味で提供したのが早かったお店ではないかと思います。

親戚の家が宮っこラーメン本店近くにあり、まだ幼い頃、初めて親に連れられて行ったと記憶している飲食店で、親戚の家に行く時はきまって宮っこラーメンが食べられるので、親戚の家に行くのが楽しみになっていました。

本店がある場所も昔は今あるところから数百メートル離れたところにあり、当時は凄くお店の前に並んでいた記憶があります。

宮っ子ラーメン本店

当時は今ほどあちこちにラーメン屋があったわけでなく、宮っこラーメンも常に繫盛していたお店で、私がラーメンが大好きになった原点ともいえるお店です。

これが宮っこラーメンです。

小豆島醤油の秘伝たれに豚骨スープが合わさって絶妙な味になっています。自家製のチャーシューも薄切りですが、味のアクセントとなり、ネギも多く、本来豚骨スープでこってりになるところをサッパリ食べさせるコツなのでしょうね。

当時はもう少し、こってりしていたような気もするのですが、今では色々なラーメンを食べ過ぎて、初めて食べた時の事は忘れてしまったのが正直なところですが、懐かしく、定期的に無性に食べたくなる味なので、家から近くはないですが、ついつい足を延ばしてしまいます。

途中で生のすりおろしニンニクと自家製のピリ辛のニラを入れると味の変化が楽しめてこれまた美味しいです。

カウンター席12席、4人掛けのテーブル席2席でメニューもシンプルです。

ラーメン、チャーシュー麺、味噌ラーメンと餃子に焼きめし。

基本のラーメンにメンマやキムチ、冬は白菜たっぷりに出来たりしますが、シンプルなラーメンが一番です。

最近、ラーメンと一緒に焼きめしを頼むのが、量が多くて減ってきたのですが、宮っこラーメンでは半チャーハンがあるので、必ず頼んでしまいます。

チャーハンも美味しいということでわりと有名なのですが、ここより美味しいお店があるのでまたの機会に紹介します。

一時はかなりの店舗数がありましたが、4店舗（本店、伊丹店、阪急十三店、園田阪急プラザ店）のみになっています。残念なことですが、ラーメン屋が新規オープンして4割が閉店すると言われる時代では仕方がないのかもしれません。