家の中のカビ対策
やっと梅雨らしい鬱陶しい季節になってきましたが、この時期に悩むのがカビ対策です。知らない間に体内に入り込んだカビが病気を引き起こす原因にもなったりして夏風邪に似た症状でも実はカビが原因だったということもあります。
カビが原因で起こる病気の種類と予防方法や臭いの残らない掃除方法と注意したいについて紹介します。
カビが原因で起こる病気の種類
カビは真菌類と呼ばれる微生物の一種で家には一立方メートル当たり約千個のカビが浮遊しており、普通に生活していても毎日1万個以上の生きたカビを吸い込んでいます。
そのカビですが肺に入った場合、種類によってはしつこい咳が続くものでトリコスポロン・アサヒというカビを吸い込むことでアレルギーを引き起こす「夏型過敏性肺炎」という病気の種類を引き起こします。
症状としては乾いた咳が続き、炎症が進むと息苦しくなったり肺の壁が厚く硬くなったりしてしまいます。
また、湿った咳と痰が続き重症化すると血痰が出る「慢性肺アスペルギルス症」もあり、肺に住み着くと細胞を壊しながら広がってしまい、最悪死に至ることもあります。
カビ対策 臭いの残らない掃除方法や予防方法
カビが起こる原因は湿気が溜まりやすい場所であることはもちろん、栄養源がある場所が多いです。カビの生えやすい代表的な場所の掃除方法を纏めてみました。
カビ対策~エアコンの掃除方法~
この時期一番心配するのがエアコンのカビです。業者に依頼すると1台1万円はするので、複数台するとかなりの出費になってしまいます。ですので、自分で毎年しています(数年に1回は業者にやってもらう事をお勧めします)。
まず、コンセントの電気を切って(これ意外に忘れる人がいて危険)から蓋を開けます。フィルターはマイペットなどを使って綺麗にします。フィンの部分はスプレータイプのものが売っているのでこれがおススメです。
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冷房や除湿運転では、室内の冷やされた空気とエアコン内部に温度差が生じることで結露が発生し、結露をそのままにしておくとカビが発生しやすくなります。最近のエアコンはスイッチを切った後、送風して内部乾燥をさせてカビの発生を抑制する機能がついていますが、古いものでも自分で送風モードにしてしばらくつけておけば同様の効果があるのでやっておきましょう。
カビ対策~お風呂の掃除方法~
お風呂の場合、既に赤カビやパッキン部分に黒カビがついている場合も多いと思います。赤カビはバスマジックリンなどでもこすったら落ちたように見えますが、傷ついた部分に擦り付けているだけのこともあるので、注意しましょう。
掃除の仕方としては市販のカビキラーを吹き付けてキッチンペーパーで蓋をし、その上から再度カビキラーを吹き付けてラップをして半日ほど放置します。ゴムパッチンの場合はジェルタイプを使った方が良いでしょう。
掃除が終わったらカビが起きにくく対策をする事が重要です。今は防カビ燻煙剤など便利なものがあるのでこれを定期的に行っておくとカビ取りの掃除をする頻度を減らせることが出来ます。
カビ対策~押入れ・クローゼットの掃除方法~
押入れやクローゼットは手間ですが荷物をどけてみないとわからないので、面倒ではありますが、全て出してカビくさいと思ったらカビ対策を施します。
掃除をする場合は、天気の良い日にやりましょう。収納している荷物を取り出した際、まずすることは荷物のカビチェック。押入れやクローゼットの壁にカビが生えていたり、カビの臭いがする場合、荷物にもカビが発生していたりします。カビが生えているもの、生えていないものに分けましょう。
カビが生えているものはカビの胞子の飛び散りを抑えるため、いったん外へ持ち出しておきます。押入れやクローゼットは消毒用エタノールや逆性石けんで除菌するのがダメージが少なくするコツです。エタノールは霧吹きに移し変えて、直接カビの部分に吹きかけてしっかり染み込むように湿らせてから放置してしっかりと乾かします。
さらに漂白剤を使うと黒い斑点などをとることが出来ますが、材質を傷付けてしまうためあまりお勧めできません。カビが生えないようにするコツは押入れやクローゼットにすのこをひいてその下に防湿剤を入れておくこと。側面もテープでとめてすのこをした方がより風通しがよくなるのでカビの発生を抑えることが出来ます。
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