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梅シロップの作り方と保存方法

グルメ

この時期、スーパーでは梅が沢山売られていて梅干しや梅酒など家庭で作られる方も多いと思いますが、我が家では昔からこの2つは必ずと言っていいほどうまく作ることができないため、作らなくなりました。

その代わりといっては何ですが、比較的簡単に作ることが出来る梅シロップは必ず作っています。

梅のクエン酸は熱い夏を乗り切るのには良いので、是非とも参考にして作ってみてください。

梅シロップの作り方 誰でも簡単に出来るレシピ

事前準備と保存方法を適切な方法で行えば、カビてしまうなどの失敗をすることなく、美味しく作ることが出来ます。

材料(完成品800㏄程度)

  • 梅      1kg
  • 氷砂糖    1kg
  • リンゴ酢  100㏄
  • 瓶      2つ(1.2リットル~1.5リットルくらいのもの)

材料はこれだけです。氷砂糖はハチミツを使ったり、砂糖やザラメ・てんさい糖など様々な作り方がありますが、砂糖だと砂糖がビンの底に沈んで溶けずに失敗の原因になる可能性があるので、氷砂糖を使って作ります。

梅は青梅を使うことが多いですが、赤いのが混ざっている状態をあえて使います。完熟に近いものを混ぜるだけで、梅のエキスが青梅だけより出て美味しく作れます。ただし、全て完熟梅を使うとカビが発生しやすいので、あくまでも少量が良いです。

梅と保存容器の下準備

下準備をしっかりとすれば、カビなの失敗の原因の多くは防ぐことが出来ます。しっかりと準備しましょう。

保存瓶はこの量だと2つ用意した方が良いです。1つの大きなもので失敗して全部駄目にするより2つにしておけば、どちらかだけ失敗すると言うだけで済むこともあります。

保存瓶はまず瓶の内側を煮沸消毒するか、キッチン用アルコールスプレーをかけて自然乾燥させるのがポイント。これがしっかりと出来ていないとカビの原因となるので、しっかりと消毒します。

梅の準備ですが、まず綺麗に水洗いをしてから、キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取ります。竹串を用いてヘタを取り除いて、ジップロックなどの袋に入れて一晩、冷凍します。

冷凍すると梅の実の中の水分が結晶となるため、細胞膜を傷めて梅のエキスが出やすくなり、早く仕上がります。

梅シロップ作り方のポイント

事前準備が終わればあとは簡単です。キッチリ乾かした瓶に梅と氷砂糖を交互に入れていきます。最後は、梅の実が空気に触れるとカビやすくなるので、実が隠れるように氷砂糖を敷き詰めます。


(クリックで拡大)

最後にリンゴ酢をまわし掛けて蓋をキッチリと締めればOKです。

お酢には殺菌効果があるのでカビにくくする、さらには保存性を高めてくれるので、傷みにくくしてくれます。入れすぎると酸味が強くなるので、酢の量は梅の量の1割程度の量にします。

毎日、様子を確認して1日1回、沈んでる氷砂糖を溶かすために瓶を上下させます。完全に溶けきっていれば上下させる必要はありません。


(3日目の状態)

写真のような状態だと梅が空気に触れているのでしっかり瓶を上下させた方が良いです。冷暗所で通常、5日~1週間程度で完成します。

気温があまりにも暑いようだったら、2日ほど常温でおいて氷砂糖が馴染んだら冷蔵庫の野菜室で保存します。

(8日目の状態)

10日目くらいまでは常温で置いていても大丈夫ですが、これ以上置いていても氷砂糖が溶けにくいなと感じたので、梅を取り出してシロップを火にかけることに。火をかける際はホーロー鍋が良いです。

火をかける際に注意することは沸騰させないこと。沸騰させると梅の風味が飛んでしまうため、一番弱い火で氷砂糖が溶けるまで木べらで混ぜて溶かします。完成品は常温より冷蔵庫で保存するのが良いです。

カビているの?白い泡の原因とは

上の作り方で作ってからは失敗することなく作れるようになりましたが、砂糖や梅を凍らせて作っていないなどの原因で白い泡が出ることがありました。

これは温度や気温が高いと漬け込んでいると、梅の実についている酵母の働きで発酵したり、雑菌が繁殖して腐敗することが原因です。

この状態を防ぐため、梅のエキスを早く出して、完成までの時間を短くするため、準備段階で梅を凍らせるのが良いです。

また梅が空気に触れているところがカビやすいので、しっかりと瓶を上下にして混ぜるのも有効です。

残り梅のレシピ

シロップから取り出した実は、そのままお茶うけやジャム、ゼリーなどに加工して食べても美味しく食べられます。

ネットではよく1か月ほど漬けておいても良いとなっていますが、実が美味しく食べられるのは、漬けてから2週間程度までかなと個人的には思います。

いくつか残り梅のレシピを紹介したいと思います。

梅のドライフルーツ

梅がひたひたに浸かる程度の水の中に残り梅を入れて火をかけます。火をかけて暫くするとふやけてくるので、火を止めてキッチンペーパーで水気を拭き取ります。

梅をふやかした水は、あとでゼリーを作る時に使うので置いておきます。

拭き取った梅の種をとって少しほぐします。ほぐした梅を平べったく成形して、160度のオーブンで20分ほど焼きます。

焼いてみて、水分が残っているようなら、5分ずつ加熱して水分がとぶようにします。

若干、失敗しましたが、イメージとしては干し芋みたな感じになれば完成です。

そのまま食べても美味しいですし、ヨーグルトやバニラアイスのトッピングにしても梅の酸っぱさがアクセントになって美味しく食べることが出来ます。

梅ゼリー(3個分)

先程ドライフルーツを作る時に梅をふやかしたお湯と併せて、水200㏄、作った梅シロップ80㏄、残り梅6個、粉寒天2gを用意します。

粉寒天以外を鍋に入れて火にかけます。ドライフルーツ同様に梅がふやけてきたら、火を弱くして、粉寒天がしっかり溶けるように混ぜます。

容器に梅を入れてから液を入れて粗熱を取って冷蔵庫で40分ほど冷やせば完成です。

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